美味しいのにすごい、キウイの栄養価はトップクラス!

果物

手軽に食べられてとても美味しいキウイ。もともとはチャイニーズグーズベリーと呼ばれていた果物を、ニュージーランド人が、ニュージーランドの国鳥、キウイがうずくまっている姿にそっくりということで、キウイフルーツという名前が付けられました。美味しいだけじゃなく、ビタミンCをはじめとした栄養がぎっしり、できれば一日1個は食べたい果物です。それではキウイからどんな栄養が取れるか、一緒に見ていきましょう!

キウイの栄養素

キウイにはビタミンC、食物繊維、カリウム、ビタミンE、葉酸、ビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、ビタミンK、鉄、銅と様々な栄養素が含まれています。

ビタミンC


キウイ1個には約88mgのビタミンCが含まれています。厚生省が定める大人のビタミンCの一日摂取量は約100mgなので、キウイを一つ食べるだけでもう、ほぼ一日分のビタミンCを摂取することができます。ゴールドキウイだとその倍近くの152mgを含みます。ビタミンCはコラーゲン(骨や腱も合成する)の生成を促進するのに必須の栄養素で、メラニン色素の生成を抑えるなどお肌に良いだけでなく、抗酸化、抗炎症作用も含み、がん、心臓疾患、動脈硬化、脳卒中、生活習慣病などの原因となる活性酸素から体を守ってくれます。ビタミンCは比較的早く体外に排出されるので、一度に取るよりかこまめに分けて取ったほうがいいでしょう。

食物繊維


現代人に不足しがちですが、健康に深くかかわる栄養素、食物繊維。キウイ1個には2.3gもの食物繊維が含まれています! 食物繊維の重要な働きを書き出したら、きりがないぐらいたくさんありますが、食物繊維は腸活に欠かせない栄養素で、腸内の善玉菌の餌になり、善玉菌が増えます。善玉菌は短鎖脂肪酸を作り出します。短鎖脂肪酸は、腸内を弱酸性に保ち、悪玉菌の余分な発生を抑え、炎症性サイトカインの発生を抑制、発がん性物質や有害物質の腸内からの排出を妨げるβグルコニターゼの抑制などの働きを持ちます。一日の目標摂取量が男性で21グラム女性で18グラムと少しハードルが高そうな数値なので、食物繊維は意識して摂ることをおススメします。

カリウム


キウイ1個のカリウム含有量は290㎎とバナナに次いでトップクラス。カリウムは高血圧の原因にもなる塩分の排出を促してくれたり、体内の水分量を一定に保ってくれる役割があるなど、生命維持には欠かせない大事な栄養素です。

キウイの皮の栄養素

日本人でキウイを皮ごと食べたことのある人はとても少ないかと思いますが、キウイの皮には他の果物たちと同様、たくさんの栄養を含んでいます。キウイ王国のニュージーランド人にとっては、皮ごと食べることは決して珍しくない事です。キウイは皮ごと食べることにより、キウイの栄養素を30から50%も増やして食べることができます。中でも食物繊維、葉酸、ビタミンEをたくさん含み、さらに抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンEを濃度を上げてとることができます。皮には少し渋みを感じることがありますが、それは、抗酸化作用のある栄養素として含まれるポリフェノールの成分で、皮も食べることで中身だけ食べるより、30%も多く摂取することができます。普通のキウイフルーツは皮にある毛が口に触り、食べにくいと感じる方は、タオルなどでこすると毛が取れて食べやすくなります。黄色のゴールドキウイはそれもないので、ほとんど抵抗なく食べられると思いますが、食べ続けていくと、慣れてくるのでほとんど気にせず、リンゴの皮を食べる感じと同じようになってきますよ。

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