ビタミン、食物繊維、ミネラルの宝庫、ブロッコリー!

野菜

野菜の王様と言われるブロッコリー、安いうえに、年中手に入って、栄養満点! 多種多様な栄養分を含んでいるこの野菜、ビタミンC、続いて、たんぱく質、ビタミンE、葉酸、カリウム、クロム、カロテン、食物繊維、スルフォラファンなどなど多くの栄養素が含まれています。

 では、さっそくどんな栄養があるのか見ていきましょう!

実はレモンよりもビタミンCが豊富?!

ブロッコリーに含まれる栄養素でとても多く含まれるのがビタミンC。そして、ビタミンCもとっても豊富で、レモン100グラムでは53㎎に比べ、ブロッコリーはなんと同じ100グラムに90㎎も入っているのです! レモンもブロッコリーも大きさはまちまちですが、小さいレモンで80グラムぐらいとすると、小さいブロッコリーでも350グラムとすると、ブロッコリー1/4株を食べると、レモン一個と同じ量のビタミンCがとれちゃうのです!

鉄もたっぷり

ブロッコリーには鉄がたっぷり含まれます。日本人が不足しやすい栄養素と言われており、鉄は、ヘモグロビンの原料となり、体中に酸素を運ぶ重要な役目を果たし、これが不足すると酸素が十分に体内にいきわたらないため、疲れや頭痛、食欲低下を起こします。鉄分は体内では作られないため、しっかり食べ物から摂る必要があります。先に挙げた、ビタミンCと一緒に取ると吸収率がアップするため、ブロッコリーを食べて、ばっちり栄養を吸収しましょう!

注目すべきはスルフォラファン!

しかし、ブロッコリーに含まれる栄養素で最も注目すべきは、なんといってもスルフォラファンです。スルフォラファンはフィトケミカルと呼ばれるものの一つで、たいへん強い抗酸化作用と解毒力を持つ栄養素です。活性酸素はもともと体内に入ってきた細菌やウイルスを退治してくれる力を持ちますが、その効力が強すぎて、活性酸素が増えすぎてしまうと、細胞を傷つけ、がんを含む様々な病気や老化の原因になります。そのような体内で増えすぎた活性酸素を抑える力があり、そのようにして体内の様々な臓器の細胞が傷つくことから守ってくれるという、なんとも頼もしい栄養分です。紫外線により多くの活性酸素が作られ、それが、メラノサイトと呼ばれる色素細胞の活性化を促し、そのせいでメラノサイト内にあるチロシンをメラニン色素に変換させる酵素チロシナーゼを活発にしてしまい、シミやそばかすを増やしてしまうのです。スルフォラファンはそのメラノサイトの働きを弱めてくれます。アブラナ科の野菜に含まれる、このスルフォラファン、中でもブロッコリースプラウトののスルフォラファン含有量が群を抜いています。

その他栄養素もいっぱい

カリウムは体内の塩分(ナトリウム)の排出を促し、体内の水分量を一定に保ってくれる、安定した血圧を供給してくれる大切な栄養分です。ただ他の食材にも含まれることが多いので、不足になることはあまりないようですね。体内でビタミンAに変換されるβカロチンもとても豊富で、これも抗酸化作用が強く、体内に多くたまった活性酸素の除去をする役目を果たし、老化防止、様々な疾患防止に効果があります。

ブロッコリーの茎、美味しいから捨てないで!

捨てがちなブロッコリーの茎ですが、これが実はおいしいので、捨てずにぜひ食べてほしいです部位です。茎の方に、より多くの食物繊維が含まれているといわれています。風味は房ほどブロッコリーらしい味はしないものの、甘みが強く美味しいです。茎の皮の部分は固いので、その部分は薄く縦に切り茎の内側をぜひご賞味ください。小さく切ってカレーやシチュー、お味噌汁などに入れたり、房と同じようにレンチンしても美味しく食べれることができます。

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